院長のコラム

鼻の話

せせらぎタウン平成23年12月号に「鼻の話」を掲載しました。以下に抜粋します。

冬が近づき寒暖の差が激しくなると、風邪を引く方が増えてきます。皆さまも、風邪をひいて鼻がつまると、口が乾きのどの痛みが強くなった経験をお持ちのことでしょう。鼻は、呼吸をする時の吸気(入る息)からごみを取り除きさらに湿り気の含んだ体温に近い状態に調節する、いわば人体のエアコンの働きを持っています。鼻がつまり、乾いて汚れた空気が、直接のどや肺に入ると、粘膜が乾燥して炎症も起こしやすくなるわけです。また、鼻はものの臭いを感じる(嗅覚)部位でもあります。動物にとって嗅覚を失う(嗅覚障害)ことは、獲物を捕まえられず、敵から身を守られなくなり、直接死を意味します。人間の場合にはそれほど深刻ではありませんが、ガス漏れに気づかなかったり、せっかくの美味しい食事が味気ないものとなってしまいます。これらの機能をもつ鼻に炎症がおこると、鼻汁、鼻づまりが引き起こされ、場合によっては頭痛や顔の痛みの原因ともなります。さらには、いびき、咳、のどの痛み、声枯れなど、鼻とかけ離れた様な症状も引き起こされます。d鼻汁、鼻づまりや嗅覚障害の治療には内服薬や点鼻薬を用いることでかなりの改善が期待できます。薬物治療で効果が少ない場合には手術をおこなうこともあります。手術は必ずしも入院を必要とするばかりではなく、外来で日帰り手術をおこなうこともあります。これらの症状でお悩みの方は、どんなことでも耳鼻咽喉科専門医にお気軽にご相談下さい。

[ 更新:2012-01-11 14:50:40 ]

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